試験に不合格となり「残念」の文字で悔しさを表現

試験に落ちる人は○○をしていない!

試験に不合格となり「残念」の文字で悔しさを表現
こんにちは!株式会社マスヤプラスの松本です。
 この記事をご覧の皆様も多かれ少なかれ世にある様々な『試験』というものを経験し、中には幾度となく「不合格」という憂き目に遭った方もいらっしゃるかと思います。私自身も、入学試験・就職試験・資格試験など過去何十回と試験を受け、不合格も数多く経験してきました。この記事では、そういった不合格に関する自身の体験や多くの受験者の経験談から、試験で落ちる人が実はやっていなかった、怠ってしまった行為を3つほどご紹介します。これは私がセミナーでお伝えしている情報処理技術者試験以外の試験でも共通して使える内容ですのでぜひ実践してみてください。

戦略の立案

 いくら勉強して何回受験しても合格できない人は一定数います。そういう人は、たいてい何も戦略を立てず試験に臨んでいます。桶狭間の戦いの織田信長やローマ帝国軍を壊滅に追いやったハンニバルなど、不利な状況下での勝利には必ず優秀な戦略を指揮した人物が存在します。試験も同様で、少ない勉強時間でも一発で合格できる人は優秀な戦略、つまり”合格メソッド”を持っています。私が講演している情報処理技術者試験以外の試験でも、多くの試験ではその試験特有の戦略があります。
 例えば、多くの試験で有効なのが問題を解く順番を変えるということです。配点、ジャンル、難易度などその試験でキーポイントとなる要素を基に、1問目から順番に解かずプライオリティの高い問題を先に解く方が有効であるケースは少なくありません。他にも、解答をスキップするための基準や選択問題の選択基準、文章作成時の文字数など、試験本番前に意識して決められることは意外に多いので、それらを戦略として携えて試験に臨めばおのずと合格率は上がります。

試験のリハーサル

 試験の不合格者で非常に多かったのが、試験と同じタイムスケジュールでのリハーサルをしなかったということです。リハーサルが重要な理由は2つあります。
 ひとつは、 試験本番において正確な時間調整が可能になることです。 言うまでもありませんが、試験は時間との勝負です。試験で不合格になる人の典型は、30分で解くべき問題を35分で正解して満足してしまうような人です。それがクセになると試験本番でも30分では解けなくなり、後々の問題でツケが回って最後の問題に差し掛かった時には残り時間が10分しかなくなっているという悪循環に陥ることになります。そういった人は、得てして一問一問個別の解答時間だけを計測し、試験トータルの解答時間を計測していないため時間調整能力が不足しがちです。ある問題の解答に35分かかってしまっても、他の問題を25分で解ければ問題はありません。一問一問しか計測しない人は他の問題で時間調整をする術、言い換えれば短時間で必要最低限の解答ができる術を身に付けていないため、最後の問題の途中でタイムオーバーという最悪の事態を招いてしまいます。試験本番と同じ時間をかけてリハーサルをすれば事前に時間調整能力を確認して弱点を克服することが可能となります。
 もうひとつは、試験と同じ精神状態に近づけられるということです。普段カフェで勉強している人は試験と同じ状況でリハーサルするのは困難だと思いがちですが、図書館や学校の自習室など試験のリハーサルにうってつけの静かな場所は探すと思いのほか存在します。そういった場所でリハーサルをすることで、緊張感が増して試験本番と同じような精神状態に近づくことができます。本番の緊張感は本番でしか味わうことはできませんが、近い環境に身を置くことでその緊張感を緩和させることは可能です。

会場の下見

 それが直接の原因かは分かりませんが、とある試験で不合格になってしまった方で「トイレが混雑して休憩中に行けなかった」とおっしゃっていたことを記憶しております。実はこのセリフ、単なる不合格の言い訳で済ますほど軽い話ではなかったりします。もしその方が近くに別のトイレがあると分かってそこで済ませることができていれば、精神的にも安定して次の試験を受けられた可能性は高いと考えられます。言い換えると、その方が事前に会場の下見をしていれば、もしかしたら合格てきていたかもしれないということです。会場の下見は重要で、特に私みたいに本番でおなかが緩くなるような人間にはバックアップトイレの事前確認はマストです。もちろんトイレだけではなく、食事ができる場所や周辺のお店などを確認することで不安要素を限りなくゼロにして試験に臨むことができます。
 また、会場への道順ついても、今はgoogleマップやストリートビューなどWebのツールが数多く存在するのでそういったツールを頼りにする方は多いと思います。しかし、実際に現場に行ってみないと道順や距離感が分からなかったりするので、思いのほか遠くてあたふたしてしまうということはよくある話です。事前に下見をすることで自宅から会場までの正確な時間を測定でき、息を切らして試験を始めるなどという事態を回避できます。
 このように、下見をすることで精神的な不安を払拭し落ち着いて試験に臨めるので、少なくとも下見をしないよりした方がプラスになることは間違いありません。もし試験会場が遠かったり試験本番以外入場できないような場所の場合は、少なくとも1時間前には乗り込んで、不安となる要素を確認することをおすすめします。

まとめ

 以上、試験で不合格となる人がしていない3つの行為をご紹介しました。キーポイントは、試験本番特有の精神状態をいかに軽減・緩和するか。当然、それらの行為をすることで合格が保証されるわけではありませんが、少なくとも合格率が下がる行為では絶対にありませんので、精神的に不安がある方は神頼みに行くついでに会場の下見くらいはしてもいいのかな、と思います。

このページの内容はYouTubeの動画としても公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

【不合格者から学べ!】試験に落ちる人は〇〇をしていない!!

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