応用情報技術者試験時間短縮イメージの砂時計
こんにちは!株式会社マスヤプラスの松本です。
 情報処理技術者試験はどの試験区分も午後問題が大きな山となります。受験者数が多く記述式の解答が加わる応用情報技術者試験においては、特に時間配分に苦慮されている方が非常に多くいらっしゃいます。そこで、ここではあえて表層的な内容にして、誰でもすぐに実行できる試験本番の”時短術”をご紹介いたします。

4問選択、2問は決め打ち

基本は自分の得意分野で攻める

 応用情報技術者試験の午後問題は全部で5問解答することになりますが、そのうち4問が選択問題と選択問題のウェイトが高い構成になっています。選択問題は、主に上流工程系、いわゆる戦略・マネジメント系の問題(問2および問9~問11)と中流・下流工程系、いわゆる開発系の問題(問3~問8)に分かれており、通常は自分が従事したことのある分野の問題を選択することが多いでしょう。従事したことがなくとも、過去問題を解くうちに分野によって得手不得手が表面化すると思いますので、ある程度得意と思った分野2つを固定で決めてしまうことで大きな時間短縮となります。問題を選択する時間は意外なほどタイムロスとなり、2~3分は平気で消費します。この2~3分が決して短い時間でないことは一度受験したことがある方ならお分かりになるかと思います。
 なお、選択問題を2問ではなく3問固定で決め打ちしてもまったく問題ありませんが、最後の1問については、後述する「最後の1問は残り時間を見て対応」をご覧ください。

1問は好きなように決める

 選択問題4問中2問は決め打ちで、1問は多くの受験者が行っているような問題文を一覧して決めたり、あるいはテーマを見て身近でイメージが付きやすい問題を選択するのもありです。ただし、難易度の低い問題を選ぶために時間をかけるのは得策ではありません。なぜなら、IPAはどの分野の問題もある程度平均した難易度になるよう調整していますし、問い全体の難易度は全設問の内容を把握しないと判断できないからです。一見簡単そうだと思った問題が思いのほか難しかったというのはよく聞く話です。問題を一見しただけで難易度を判断できるほど応用情報処理技術者試験は甘くありません。問題を選択する時間も当然解答時間に含まれるので、解答分野の決め打ちして選択時間を削ることで時短の効果を大きく上げられます。

最後の1問は残り時間を見て対応

残り時間を3パターンに分けた対応法

 先ほど10問中4問選択する際、2問は決め打ち(3問決め打ちでもOK)、1問は見て選択という話をしましたが、最後の1問は残り時間を見て対応します。応用情報技術者の午後試験は1問平均30分の時間配分となります。それを踏まえ、以下に残り時間に応じた3つの対応法をご説明します。

① 残り時間が30分以上ある場合

 平均以上の時間があるため全問題を一覧する余裕があり、時間的なアドバンテージはかなり高くなります。苦手な分野をあえて選択する必要はありませんので、それを除いた複数の問題の問題文やテーマを比較してイメージしやすい問題を解答することができます。また、以下に説明する残り2つのパターンの対応法も活用できますのでご参考にしてください。ただし、前述したように難易度を判断するまでの時間は取れませんので、優しい問題を探り当てようとして思わぬタイムロスを招くことだけはしないよう注意が必要です。

② 残り時間が25分前後の場合

 5分前後のタイムロスがある場合は全問題を一覧して内容を判断する余裕はありません。この場合の対応法は主に2つあり、ひとつは、苦手分野を除いた全問題のテーマだけを見てイメージしやすい内容を選ぶということです。問題文に抵抗なく入っていけるので、短時間でも問題の趣旨を理解しやすくなります。もうひとつは、問題のボリュームで選ぶということです。問題文の短い問題あるいは設問数の少ない問題、記述式の解答が少ない問題を選び物理的な労力を極力減らすことが目的です。

③ 残り時間が20分以下の場合

 はっきり言って、これはかなり絶望的な状況です。他の問題で30分以上かけているのに、最後の問題ですべての設問をまともに解答することはほぼ不可能です。ここは割り切って、苦手分野も含めてすべての問題を一覧し、穴埋めが多くかつ選択肢形式の設問の割合が一番多い問題を選ぶことが正解率を少しでも上げる方法となります。なぜなら、穴埋め問題はその周辺の文章を読むだけである程度解答の範囲が予想でき、それが複数の穴埋めを1つの選択肢にまとめている問題であれば、例えば「HTTP」や「HTTPS」を埋める問題で少なくとも「256」や「512」といったトンチンカンな解答はしないはずです。記述式の設問も解答できればベストですが、そこまでは求めず、選択問題に注力することで少しでも確度の高い解答をして、その問題は3割取れれば充分というくらいの考えでいた方がよろしいでしょう。

残り1問で残り20分以下にならないための決断力

 最後の問題で残り20分以下にならないためにも、1問あたりのタイムロスは想定の10%程度、応用情報技術者試験であれば1問平均30分ですので3分程度の超過に抑え、途中でも強引に解答を埋めて次の問題に進むという決断力が必要となります。4問解いた時点ですべての問題を3分超過してしまったら、結局は最後の問題で残り18分となってしまうので、得意分野でタイムロスの穴を埋めることができるよう、過去問題で訓練をしておくことが重要です。

記述式解答の文字数が少なくても気にしない

IPAの模範解答は語る

 応用情報技術者試験の午後は必ず記述解答式の問題が含まれます。特に上流工程系の問題に顕著ですが、「○○文字以内で述べよ」という問題があった場合、解答の途中で文字が切れる文字数オーバーは減点対象となる可能性が高いですが、逆に文字数が少ない分には気にする必要はありません。というのも、過去のIPAの解答例を見てみると、「40文字以内で述べよ」という問題の模範解答で29文字という例もあるからです。これは、”てにをは”など解答者による表現の違いを考慮して余裕を持たせているためで、例えば30文字以内で指定された問題が21文字の解答であってもまったく問題ありません。むしろ、さほど意味は変わらないのに30文字に近付けようと無理に修正する行為こそタイムロスを招くことになりますので、過度に文字数を気にすることはやめましょう。そもそも、正しい解答であれば指定文字数を極端に乖離するようなことはなく、自然に指定された文字数に近付きます。

複数の解答を同じ文字数で答えさせる問題

 よく「AとB、それぞれ○○文字以内で答えよ」という複数の解答を同じ文字数で答えさせるようなケースは、たいてい多い文字数の解答に合わせているので、ひとつの解答が半分程度の文字数になってしまっても気にする必要はありません。IPAの模範解答でも、2つの解答を30文字以内で答えさせる問題で、一方が25文字、もう一方が16文字といった例があります。

自己採点は二の次

自己採点をしてもしなくても結果は同じ

 自己採点をしてある程度の合格ラインを図りたくなるのはどの受験者も同じだと思いますが、その意識が強すぎて、特に記述式の問題で解答を問題用紙にしっかりと書き写すといった行為は地味にタイムロスとなるのでやめましょう。選択問題であれば選択肢にマルをつける程度なので問題ありませんが、自己採点のために解答時間を削るのは本末転倒です。記述式の解答はそのほとんどが問題文からの引用ですので、問題文の一部にアンダーラインを引いてちょこっと文字を追記する程度でも自己採点は充分可能です。
 自己採点をしてしなくても結果は変わりませんが、自己採点の過剰な意識が合格率を下げることは多分にあることを心に留めておきましょう。

市販テキストの杓子定規に惑わされず

 よく、文字数調整のために直接解答用紙に書かずに問題用紙に解答を下書きしたうえで解答用紙に書きましょう、といったことを書いているテキストがありますが、時短を追求するのであればそれは不要で、指で文字数を数える程度で充分です。

まとめ

 試験本番の心理状態は普段スタバで勉強している時とはまったく異なります。時間がないと意識した瞬間、一気に焦りが増して問題の内容が思うように頭に入ってこなくなる、言葉が思い出せなくなるということは普通に起こりうることです。それを避けるためにも、1分1秒でも時間を無駄にしない時短法を活用してぜひ合格を掴み取ってください!

このページの内容はYouTubeの動画としても公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください。


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